ZELDAのよもやま話

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新刊の表紙絵が来ました!

ヤンジャン公式サイト覗いてみたら、7月18日発売の極黒のブリュンヒルデ10巻の表紙絵がアップされてました!

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誰が表紙を飾るのか興味津々だったんですが、やはり内容に合わせて寧子さんとヴァルキュリアこと真子さんのツーショットでした。クロネコさんとしろねこさんです。

私はてっきり 九 千怜(いちじく ちさと)が来るものと思ってたんですが、同じ悪役でも真子と違って表紙を飾るには非道が過ぎたのかもしれないです。天才を拗らせた妹萌えさんちょっと可哀想。でもしょうがない。

表紙に2回出てきたしろねこさんはまだワンチャンあるかもしれないです。岡本先生の過去作品であるエルフェンリートの最大のテーマは「赦し」でしたし、エルフェンの流れを踏襲している本作なら、

「お前のしたことは許されない だから俺はお前を殺すよ」

と重い決心と覚悟を胸に言った良太が、ヴァルキュリアにとどめをさすその刹那に彼女を赦したとしたら、それはすごく意味のある話になるかなと思っています。


多くの人々を殺し、傷つけてきた彼女を主人公たる良太が赦したとしたら、おそらくは物凄い賛否両論になると思います。

でもアニメ版のエルフェンのときは、主人公が自分の肉親を無惨に殺したヒロインであるルーシーを最後に赦したんですよね。だからヴァルキュリアに関しては極黒でどんな結論になるのかが非常に楽しみです。なにより寧子の身内ですもんね。

ただ、本当に寧子と真子が姉妹なのかについてはまだまだ分からないことが多くて断定はできないんですよね。ファンの間ではクローン説が出ていて、実は真子=クロネコなんだ!みたいな憶測が飛び交っていたり。岡本作品だとそういう救いようのないトンデモが不意打ちでありえるから怖いといえば怖いです。

幼なじみと思っていた寧子が実はヴァルキュリアのクローンで、良太が信念に基づいてとどめをさしたヴァルキュリアが実はクロネコ本人だったという絶望的な展開とか、考えただけで鬱々とした気持ちになってしまいます。

それって最悪のパターンなわけですが、それを良太が許容できるか否か、クローンであったとしても寧子を守ろうとする意思を貫けるのか、そもそもヴァルキュリアクロネコにとどめをさした自分自身を赦せるときが訪れるのかどうか…岡本作品のそういう新たな境地を見てみたい気もします。


話が飛躍しちゃいましたけど、それだけ先が読めなくて、それでいて想像の余地がある作品だってことですよ。アニメから入った人はほんと漫画も読んでみていただきたいと思っています。


そういや新刊と同時発売で短編集も出ますね!

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こちらには極黒の元ネタになった「きみとこうかん」か収録されてるみたいです。私が読んだことのない作品があるかもしれないので今から楽しみにしています。



そうそう、岡本作品を読んだことのない方に布教じゃないですが、興味をもってもらえると嬉しいので岡本倫さんが脚本だけされている漫画のワンカットをご紹介しておきます。絵は別の漫画家さんです。

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やはり倫タソ天才やで…